裏技だけどそのうちきっと公式に対応すると思います。(たぶん)
【2021/07/06 加筆】
そうこう言っている間に1週間たらずで対応されました。
現在はプレビュー環境のみですが、ほどなくして通常の環境でも利用可能になると思われます。
はじめに
Power Automate から Teams にメッセージを投稿するアクション「Post message in chat or channel」では、会議チャットや複数人でのグループチャットに対してメッセージを送る選択肢が用意されています。
これを使って会議中に定期的に注意事項を流したりもできますね。(コミュニティイベントだとよく手動で運営がやっているやつ)
一方で、似たようなアクション、「Post adaptive card in chat or channel」にはグループチャットに投稿するオプションが用意されていません。
今回はこの「Post adaptive card in chat or channel」アクションでグループチャットにカードを投稿する裏技です。
カスタム値で入力せよ
これだけです。
投稿先を選ぶ「Post in」のドロップダウンをクリックするとカスタム値を入力できるようになりますが、ここで「Group chat」をいれてやります。
こうするとなんと先ほどのメッセージ投稿アクションと同じようにグループチャットの一覧が!
あとはカードのJSONをセットして送るだけです。簡単ですね。
適当なカードを会議チャットに送ると確かにAdaptive Cardがユーザーとして投稿されました!
これで、カードをつかった整形されたメッセージを会議で使うことができます。
注意事項
そもそもグループチャットへのメッセージ投稿も現在(2021/06/29)はユーザーとして投稿する場合のみエラーなく動きます。
※Flow botでうごかそうとすると、チャットにPower Automateアプリを追加しなさいとエラーがでるが、それができない
この裏技を使う場合も送信元はユーザーである必要があります!!ご注意ください。
応答待機するアクションも使えるか?
応答を待つアクション「Post adaptive card and wait for a response」では投稿元がFlow botしか選べません。
このため、グループチャットを裏技で指定はできますが、投稿しようとするとエラーになります。
おわり
Power AutomateからAdaptive CardをTeamsに投稿するアクションの裏技をご紹介しました。
おそらく他のアクションへの水平展開で、公式にサポートされる日も近いんじゃないかと思いますが、現時点では裏技ですので、用法用量を守っておつかいください。