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Power Platform中心だけど、ノーコード/ローコード系を書いてます。

Power Apps が「印刷」に対応! キャンバススクリーンのPDF化も可能に

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2021 Release Wave1で日本でも要望の多かった「印刷」機能がPower Appsに登場です!

印刷をする場合には、キャンバスアプリのスクリーンテンプレートに追加された「Portrait print」または「Landscape print」を利用します。

※これらのサイズはB4(JIS)に最適化されているようです。

【追記】B4(JIS)でなくてもA4で倍率を100%から少し小さくすると画面の端から端まで印刷範囲に含まれました。

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追加されたスクリーンテンプレート

テンプレートスクリーンには右上に「Print」ボタン (ラベル) が配置されています。

このボタンでは新しい動作関数 Print()が設定されており、アプリ実行時にこの関数が実行されることで印刷画面が呼び出されます。

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「Print」ボタンを押す (=Print()実行)すると印刷画面に

ブラウザーの印刷ダイアログなので、ここからPDFに保存することも可能です。

もしカラーで印刷したい場合には印刷オプションの「背景グラフィックス」を有効にするといいようです。

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カラーで出力する場合にはチェックを入れる

また、 Print()関数さえ実行すればいいので、任意のアイコンにこの印刷処理を設定することもできます。

新しく「印刷」のアイコンが追加されているので、これに Print()を設定してみると、確かに同じ動作になることが確認できます。

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任意のアイコン・ボタンに印刷機能を設定可能

ということで簡単ですが、Power Apps のキャンバスアプリに追加された印刷機能のご紹介でした。

最後に動作をどうぞ