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Power Platform中心だけど、ノーコード/ローコード系を書いてます。

Power Apps アプリのバージョン管理をGitHubで行えるようになります

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これまで Power Apps をチームで作成してきた方であれば度々出くわしたであろう問題、「アプリのバージョン管理どうしよう?」「複数人で開発するのにブランチって作れる?」など、残念ながら共同編集・共同作業のUXはあまり良いものではありませんでした。

この度、これらの問題を解決してくれる素晴らしいアップデート "Git version control" が発表されましたので、紹介します。

※なお、本投稿では「どうGitHubでバージョン管理をするのか」の一般論については言及しません。

事前準備

この機能を利用するためには当然ながらGitHubのアカウントと操作可能なリポジトリを持っている必要があります。

GitHubのアカウント作成については検索すると山ほど記事がありますが、以下のブログがとても読みやすかったです。

reffect.co.jp

また自分の作業用のブランチを作成する方法についてはGitHubの公式Docsを参考にしてください。これも特別なアプリや開発環境など作らなくてもブラウザー上で完結します。

リポジトリ内でブランチを作成および削除する - GitHub Docs

なお、今回の機能を利用するためにはPrivateリポジトリである必要があるようです。

リポジトリの作成が完了したら、続いてPersonal access tokenを発行しましょう。

詳細はGithubのDocsをご覧ください。

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"Git version control" 機能の有効化

今回リリースされた "Git version control" 機能は Power Apps のアプリ編集画面内にある設定から有効化することができます。設定の中の「実験的な機能」(Experimental) を表示し、最下部にあるトグルスイッチを有効にします。

すると、設定の中のメニューに "Git version control" が表示されるようになります。

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リポジトリへの接続

実験的な機能を有効化したのち、"Git version control" を表示すると下図のような「Gitのレポジトリに接続してくださいね~」という画面が表示されます。

このアプリのバージョンを管理するためのリポジトリへの接続を作成しましょう。

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設定項目は以下の3つです。

# 内容
1 レポジトリのURL
2 ブランチ名
3 ディレクトリ名 (フォルダー名)

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いずれも GitHubの画面から確認することが可能です。

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もし ディレクトリやブランチを作成していない場合でも、 Power Apps の Git version control の画面で入力したものが存在しなければ新規作成するかのダイアログが表示されるので安心してください。

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もしすでに存在しているディレクトリならクローンされるし、存在していなければ作成できるよ とかかれています。

設定を入力して「Apply」ボタンを押すと、上記のとおり、未作成のブランチやディレクトリを指定していると新規作成するかのダイアログが表示されます。作成する場合には「Yes」を選択してください。

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接続を作成する際にはGitHubのアカウント名とパスワードの入力を求められます。自身のアカウント名と発行しておいたPersonal access tokenを入力して「Sign in」をクリックしてください。

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以上で接続の作成は完了です。

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保存 (コミット) と 発行

これまでは編集をおこなった後「保存」ボタンを押すと Power Apps の環境にアプリの新しいバージョンが保存されていました。また保存後に「発行」とすると、利用者がアプリを実行したときのバージョンが置き換えられていました。

Git version control を有効にした場合、「保存」すると指定したブランチ・ディレクトリに変更内容がコミットされます。

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「発行」操作やその後のアプリ利用には変更はありません。

History見るとコミットの履歴がでるのは感動しますね

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まとめ

今回は Power Apps のアプリ管理面を劇的に変化させる ”Git version control” について簡単にご紹介しました。

さらに詳しい情報はDocsで確認してください。

docs.microsoft.com