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Power Platform中心だけど、ノーコード/ローコード系を書いてます。

Logic Apps で CData Connect Cloud を利用して Kintone のデータを取得する

前回の投稿では、 Power Apps から CData Connect Cloud を利用してGoogle Analytics のデータを取得する方法を簡単にご紹介しました。

非常に簡単に、SQL Serverコネクターを利用してデータ取得ができるので、もう少しいろんなクライアントから呼び出してみようと思います。

今回は、投稿日時点 (2022/6/22) ではまだComming soonになっている Logic Apps から CData Connect Cloudに接続して、Kintoneの顧客アプリのデータを取得してみたいと思います。

前回の投稿は以下からどうぞ。アクセストークンの取得など、基本的な接続の作成については今回は割愛します。

mofumofupower.hatenablog.com

Logic Apps でのフロー作成

Logic Apps にしても、コネクターはほとんど Power Apps と共通ですので、特に迷うことはありません。

HTTPリクエスト受信時のトリガーで実行されるフローを作成していきます。

すべてのアクションの中から、SQL Server コネクターの "Get rows (V2)" アクションを選択します。

初回は接続情報がまだ作成されていないので、接続の作成画面が開きます。前回の Power Apps の時と同様に、下図の要領で入力し接続を作成します。

接続が完了すると、先ほど入力したデータベース (Connect Cloud内のコネクション) 内のテーブル一覧が表示されます。今回はKintoneの顧客アプリのデータを取得してみます。

今回は非常に単純に、HTTPリクエストを受信したらKintoneの顧客アプリのデータを返すだけのフローにします。SQL Server の "Get rows (V2)" に続いて、"Response" アクションでKintoneから取得されたデータを返してあげます。

ちゃんと動的コンテンツに選択肢が出てきていますね。これは正しくデータの構造が Logic Apps 側でとれているからこそできることで、SQL Serverコネクターを利用していて、かつConnect Cloudがちゃんとしているからこその恩恵です。 (自前でHTTPのアクションでKintoneにつないだら、頑張ってJSONの解析しないといけない)

以上でフローの作成は完了です。超簡単

テストしてみる

Kintoneの顧客アプリにはあらかじめダミーデータをいれてあります。これがLogic Appsを使って取得できるか見てみましょう。

今回のテストにはPostmanを使っていますが、HTTPリクエストが出せれば何でも構いません。

で、テストしてみると、見事 Kintone の顧客アプリのデータが Logic Appsから返されていることがわかります。

SQL ServerコネクターはLogic Apps、Power Platformで共通して提供されているので、Power Appsの場合とまったく同じ方法でLogic Appsでも CData Connect Cloudを通じてKintoneのデータを取得することができました。

クライアントによらず、SQL接続さえあればConnect Cloudを中継して、接続先のサービスによらずデータ取得できるというのは非常にユーザーフレンドリーですよね。

※もちろん Power Automate でも同じようにデータ取得できます

非常に便利なサービスですので、みなさんもぜひ一度試してみてください!

www.cdata.com