CData Connect Cloud では Power BI Desktop も接続可能なクライアントに含まれています。
今回は Power BI Desktop から CData Connect Cloud に接続した際に設定面でハマったポイントを記録しておきます。
なお、前提として使用した環境は以下の通りです。
- OS : Windows 11 Pro (21H2)
- クライアント : Power BI Desktop (インストーラー版) (2.106.582.0 64-bit)
クライアントがストア版のPower BI Desktopではこれと異なる方法になるかもしれません。
はまりポイント1 : ファイルコピーに失敗する
CData Connect Cloud にログインして、クライアントの一覧を見ると Power BI Desktopが表示されています。Power BI Desktop で CData Connect Cloud に接続する際には専用のコネクターを利用するようです。
下図赤枠内の "Download" をクリックすると、専用コネクターのインストーラーがダウンロードされます。
ダウンロードしたファイルを管理者権限で実行してみるんですが、ここでワーニング?が発生します。...なるほど、どうも重要なファイルを所定のフォルダにコピーできなかったと。。
始めて認定外のコネクターを利用するので、このあたりの作法がわからずしばらくググりました。
先ほどのインストーラー、動作を完了させると、なにやらProgram Files以下に作成されたフォルダが開きます。 (指定した場所だけどデフォルトではC:\Program Files\CData\Power BI Connector for CData Connect Cloud
)
ここにCDataConnectCloud.pqx
というファイルがおかれており、どうもこれがコネクターの本体のようです。コピーできなかった~と書いてあるパス (\Users\XXX\Documents\Power BI Desktop\Custom Connectors)を見てもそもそもフォルダが存在していないので、どうやらこれが原因のようです。
手で指定の構成になるように、フォルダーを2階層作成し、CDataConnectCloud.pqx
ファイルを手でコピーしました。
はまりポイント2 : 認定されていないコネクターは設定変更が必要
コピーできたので、Power BI Desktop を起動すると、以下のようなメッセージが表示されます。
なるほど、セキュリティ設定を変更する必要があるようですね。該当の設定は [ファイル] > [オプションと設定] > [オプション] > [セキュリティ] > [データ拡張機能] とたどっていくと見つけられます。
これを有効にして、Power BI Desktopを再起動すると、無事コネクターの一覧に CData Connect Cloud が表示されるようになりました。
あとは特に考えることもなく、接続時にCData Connect Cloud のアカウントでログインすれば、コネクションとその中のテーブル一覧が表示されます。
おわり
ということで、 Power BI に不慣れ & ちょっとフォルダなかった みたいな組み合わせでハマってしまったので、備忘録でした。
もし同じように悩まれている方の助けになれば幸いです。