Power Apps で作成したアプリを利用する場合、コネクターを使っていると初回実行時に接続の確認が表示されます。
基本的には、アプリが利用者の望まないデータ接続をさせないために表示していますが、これを表示させたくないケースもあるかと思います。
そんな時役立つPowerShellコマンドのご紹介です。
Power Apps Admin モジュール
利用するのは Power Apps Admin PowerShell モジュール の中のSet-AdminPowerAppApisToBypassConsent コマンドです。
まずは PowerShell を起動して、モジュールのインストールを行います。
PS C:\Users\xxx> Install-Module -Name Microsoft.PowerApps.Administration.PowerShell
その後モジュール内の各コマンドを実行するためにExecutionPolicyを設定します。
PS C:\Users\xxx> Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope Process
インストールしただけでは実行できないので、インポートをおこないます。
PS C:\Users\xxx> Import-Module Microsoft.PowerApps.Administration.PowerShell
ここまで来たらあとはスキップさせるコマンドを実行するだけです。
スキップさせたいアプリの App ID をアプリの詳細から取得しておきましょう。
あとはこの App ID を利用して以下のコマンドを実行します。 ※パラメーター名はAppName ですが、ここはApp ID を指定してください。
PS C:\Users\xxx> Set-AdminPowerAppApisToBypassConsent -AppName 7470840d-41bb-41ee-abcd-8d49335efgh
ポチっとやるとサインインのダイアログが表示されますので、対象のテナントのアカウントでサインインします。
このとき、アプリを編集状態にしているとエラーがでるのでお気をつけて。
無事設定完了すると200OKが表示されます。
なお、設定をクリアしたい場合には同じ手順で Clear-AdminPowerAppApisToBypassConsent を利用してください。
簡単ですが以上です。