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Power Platform中心だけど、ノーコード/ローコード系を書いてます。

Power Platform の VSCode 拡張を使ってpack/unpack

忘れそうなので備忘録。

今年の1月に発表された Power Apps のソースコード変換 (msappファイルからソースコードへの変換) ツールがさらに便利になって登場しました。

それが Power Platform VSCode Extension です。

powerapps.microsoft.com

以前のソースコード変換ツールは、.NET Core SDK 3.1 をインストールして、Githubからツールをダウンロードして、buildコマンドを実行して、パス通して・・・とまあまあ手間でした。

今回登場したVSCode Extensionは、VSCodeを普段使っていれば圧倒的に楽です!めちゃ楽です!

前提

ExtensionのREADMEに前提条件が記載されています。

  • VSCode >= 1.5x
  • .NET Windows 4.x
  • macOS : .NET Core SDK 3.x or 5.x

github.com

VSCodeも普段使っていれば、大体は大丈夫と思いますが、心配な場合にはHelpから確認できます。

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.NET 云々の部分は、Windows 10であれば「設定」の「アプリと機能」で確認できます。

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Windows でも .NET Core SDK 入っていれば問題なし

インストール

インストールはポチで終わりです。

VSCodeの拡張機能メニューで「Power Platform」で検索すると表示されます。

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「Install」をクリックすると何事もなかったかのようにスムーズに拡張機能のインストールが終わります。

実際に各種コマンドを実行するためにはターミナルをVSCode内で表示し、

PS C:\Users\Hiro> pac

とだけ打ってみると、各種コマンドが表示されます。

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pack/unpack

よく使うpack/unpackだけ、コマンドを書いておきます。

#unpack (ソースコードにするほう)
pac canvas unpack --msapp .\some_app.msapp

これで自動的に \some_app_src というフォルダが作成されて各種ファイルが展開されます。

逆にソースコードからmsappにするほうは・・・

#pack (ソースコードからmsappを作るほう)
pac canvas pack --sources .\some_app_src\ --msapp test12345.msapp

どのソースコードからmsappを作るか指定する必要があるので、 --sourcesがつきます。ここでフォルダを指定。

すごく楽。Githubからダウンロード/Cloneしなくていいしパス通さなくていいし。。

おわり

普段VSCodeつかっていて Power Appsの ソースコードをいじる機会がある方はぜひExtension入れたほうが良いと思います!

手軽なのですごくお勧め。

※なお、すでにインストールされているCLIがふるい場合には拡張機能入れた後でも pac install latest をすればOKです。

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