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Power Platform中心だけど、ノーコード/ローコード系を書いてます。

OK, Google 「ミルク200ミリのんだ」「おむつかえた」で育児記録をデータとして保存してくれるスキル作ってみた

やったこと

ひらりんさん の書かれた、ノンコーディングスマートスピーカーのスキル開発のブログ を読んで、これなら自分にもできそうと思い作ってみました。 VUIはイマイチなにに使うか、想像できなかったけど、身近なところでは育児の記録、ミルク飲んだとか、おむつ変えたとか、うんちが柔らかかったとか、そういう手が離せない時のメモ書きを取れたらいいなと思って、育児記録をVUIでデータ保存するスキルを作ってみました。

qiita.com

できたものは、以下のツイートからご覧ください。

なお、今回はデータ置き場として、SharePointを、Logic Appsの代わりにPower Automateを利用しています。

作り方

基本的にはひらりんさんの記事をフォローしているだけなので、相違点のみ記載します。

Actions on Google

元の記事では、「サイコロN個投げる」を様々な文章で学習させていましたが、育児記録の場合には、

  1. 活動の種類 (うんち、ミルク、おむつかえ、就寝、起床)
  2. ミルクの量、うんちのやわらかさ

を読み取る対象 (Entities)として学習させています。

Intentには「育児記録」を追加して、普段発生しそうな記録をトレーニング文章として入力します。

f:id:mofumofu_dance:20200609105312p:plain

ミルクの量はNumberというあらかじめ用意されたEntityがあったので、それを利用しました。 活動の種類とうんちの硬さは、対応するEntityがないので、カスタムで作成しています。 f:id:mofumofu_dance:20200609105515p:plain

あとは元の記事のままです。

Power AutomateとSharePoint

データ登録とDialogflowへのレスポンス部分はPower Automateを利用しています。元の記事の内容よりもだいぶ簡素になっていて、全体は以下の通りです。

f:id:mofumofu_dance:20200609110639p:plain

要求受信したデータを見てみると、ありがたいことに、関連するすべてのEntityを返してくれています。(ないデータは空)

これのおかげでSharePointへの登録部分は、何も迷うことなく、それぞれ対応するSharePointのフィールドにセットすることができました。

f:id:mofumofu_dance:20200609111042p:plain

特にこったことはしていないので、以上です。

おわり

日本語の聞き取り精度が非常に高いことに感動しながら、これだけの仕組みを数時間で、学習→作成までできるというのは、ノーコーディングの素晴らしいところだと思います。

ここからは、あとは記録の閲覧ですが、これも好きなインターフェースで、例えばLINEでもよいし、アプリでも、閲覧できます。

iPaaSすげー!!でした。

ひらりんさんありがとうございました :)