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Power Platform中心だけど、ノーコード/ローコード系を書いてます。

似て非なるアクション "Turn On/Off Flow"と"Update Flow"

ちょっとした違いがあったので、備忘録です。

Power Automate のコネクターには "Power Automate Management"というものがあります。

フローを一覧したり、フローの所有者を追加したり、フローの作成・削除・更新などができるアクションが含まれています。

この中で、フローのON/OFFを行うアクションがあります。画面からON/OFFするのと同じように、フローの状態を変えるアクションですね。

フローをON/OFFできるアクションはもう一つあって、"Update Flow"でもフローの状態を変えることができます。

このアクションはフローを更新するものですが、更新する際にフローの状態も指定できるので、ここで単純なON/OFFができます。

実際利用する場合にはフローの定義などが必要なので、"Get Flow" アクションとセットで利用することになります。

何が違うか

二つのアクションは共にフローの状態を変更できますが、大きな違いがあります。それが「フローが更新されるかどうか」です。

"Turn ON/OFF" アクションの方は実行してもフローが更新されることはありません。更新日はそのまま。

これは画面上で操作した時と同様ですね。

一方の"Update Flow" アクションを実行してフローをON/OFFした場合はというと

更新日時が変わっていることが分かります。

このように2つの方法ではそれがフローの更新にあたるか という違いがあります。

更新アクションなので当然といえば当然ですが。

おわり

今回はPower Automate Managementコネクターに含まれる2つのアクションを使ってフローをON/OFFした場合の動作の違いを書き残しました。

これらのアクションはそのままフローの管理APIのオペレーションの差に起因していると考えられます。

今回自分の用途だと更新日時が変わってほしかったので、Update Flowのアクションを利用しました。ちょっとした差ですが、用途によって使い分けできればいいかなと思います。

Refs

Everything to know about Power Automate REST API to manage and administer your flows – Mohamed Ashiq Faleel

Power Automate Management - Connectors | Microsoft Docs