これまでカスタムコネクターの作成方法はPostman collectionのインポートやブランクからの作成が主でしたが、最近になってAzureのサービスから直接カスタムコネクターを作成するオプションが追加されていましたので簡単にご紹介します。
新しいカスタムコネクターの作成オプション
Power Apps/Automate いずれも環境の[データ] からカスタムコネクターの一覧を表示すると、右上に [+New custom connector] のボタンが表示されます。
ここをクリックすると、どうやって作成するかの選択肢が表示されますが、ここに今回新たに [Create from Azure Service (Preview)] が追加されました。
クリックするとどのAzure Serviceからコネクターを生成するか指定するウィンドウが表示されます。
- コネクター名
- サブスクリプション
- Azure Service
- App name
で対象を絞っていって、選ぶかたちです。なお、これが私のAzureの状態に依存しているのか不明ですが、対象のAzure Serviceとしては
- API Management
- Functions
- Logic Apps
の3択になっていました。
余談ですが、新しいLogic Apps (Preview)で作成したワークフローは、Functionsのほうに振り分けられていることも確認しました。 このあたりはおいおい、切り替わるものと思われます。
サービスとインポートする対象を選択すると、ほとんど定義の入った状態で、カスタムコネクターの作成画面に遷移します。
この時はLogic Appsからインポートしていますが、アクションも自動で作成されているので、あとは [Create connector] をクリックするだけで、作成していたLogic Apps からPower Apps/Automateで利用可能なカスタムコネクターが生成されました。
これまでだとPostman collectionを作るか、そうでなければURLを入れて、アクションを定義して、送信するデータと受信するデータを定義して・・・とやっていた操作が、数クリックで実現できるのは非常に便利ですね!
余談
もう一つ見慣れない[Create from Github] ですが、これはGithub上のMicrosoftのリポジトリで管理されているコネクターの定義から直インポートする物のようです。
面白いのは、認定コネクター (いつも使っているコネクター) のdevブランチからもインポートできる点です。これを使うともしかしたらこれからリリースされるコネクターを少し早めに使えるのかもしれません。
※多分SLAの範囲外でしょうが。