日本語だとちょっと難しいかも?
しばらく前からプレビュー環境に追加されていた Microsoft Teams の新しいトリガー「キーワードが言及された場合 (When keywords are mentioned) 」が利用できるようになったので試してみました。
便利ではあるんですが、動作を見た限り、日本語ではちょっと使うの難しいかも?です。
トリガーの設定
このトリガーを設定するためには3つの入力が必要です。
- メッセージタイプ (チャンネルかグループチャットか)
- キーワード (カンマ+半角スペース 区切り)
- モニタリングする対象のチャンネル/チャット
メッセージ本文の取得
トリガーしたら大抵のケースでは本文を取得したいんですが、トリガーの出力にはメッセージ本文が含まれていないので「メッセージの詳細を取得 (Get message details)」を実行する必要があります。
詳細取得のアクションに、動的コンテンツから「メッセージID」を指定すると、 "Apply to each" のループが自動的に挿入されます。これは検出結果が配列で得られるためです。
※もしループが鬱陶しいなーという場合には first関数を間に入れてください。
詳細取得アクションでチャンネルのメッセージを取得する場合にはチームIDとチャンネルIDを指定する必要があります。
トリガーの指定ではチャンネルを複数登録している可能性があるので、カスタム値 として、トリガーから得られたチャンネルIDを指定します。
これでメッセージ本文が取得できます。
もし続けて何らかのアクションを行う場合にはループ内の後続ステップにタスク登録などのアクションを入れてください。
動作確認
こんな感じで複数のキーワードをいれてテストしてみます。
....
日本語反応しない!!!
英語というか半角英数字なら反応しました。(その時も単語は後方にスペースが必要)
おわり
今回は「キーワードが言及された場合」トリガーを試しました。
トリガーだけではメッセージ本文が取得できない点、日本語がどうやら苦手そうな点には注意が必要ですが、これまで引っ掛けようがなかった特定ワードの検出ができるということで何らか使い道がありそうです。