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はじめに

Google Apps Script で定期実行する場合にはトリガーとして「時間主導型」を利用します。例えば1時間おきに実行したい場合には、1時間ごとに実行されるトリガーを設定すればよいのですが、この場合 実行される時間は分単位では指定できません。

f:id:mofumofu_dance:20210527221636p:plain — スケジュール実行には時間主導型トリガー

これについて、タカハシさんのブログで「毎日決まった時間に実行する方法」が説明されています。

tonari-it.com

これだと、毎日1回毎日決まった時間に実行されますね。

少し仕事で使いやすいように、「月～金曜の10時～18時の1時間おきに実行される」トリガーを考えてみました。

スクリプト

考え方としてはタカハシさんのブログと同じで、定期実行されるトリガーの中で、メイン処理を行うためのトリガーを時間指定で作成します。

ただし1時間おき、決まった時間、決まった区間でのみメイン処理を行うトリガーを生成するようにします。イメージは下図のような感じ。

f:id:mofumofu_dance:20210527221107p:plain — トリガーと実行する関数本体の時系列

そこで setTrigger() 関数内を少しいじって、特定の条件に合致した場合のみ、トリガー生成を行うようにしました。

function myFunction() {
  //何かしらのメイン処理
  delTrigger();
}

function setTrigger() {
  const time = new Date();
  const regWeekDay = /[1-5]/; //月曜～金曜を判定するための正規表現 
  const regWorkHours =  /^(1[0-7]|9)$/; //9~17の数字範囲を判定する正規表現

//実行した時間が9~17時 かつ 実行した日が月曜～金曜 ならば
  if (regWorkHours.test(time.getHours()) && regWeekDay.test(time.getDay())) {
  //次の時間 (hour) の 00分で myFunction を実行する時間指定タイマーをセット
    time.setHours(time.getHours() + 1); 
    time.setMinutes(0);
    ScriptApp.newTrigger('myFunction').timeBased().at(time).create();
  }
}

function delTrigger() {

  const triggers = ScriptApp.getProjectTriggers();
  for (const trigger of triggers) {
    if (trigger.getHandlerFunction() == "myFunction") {
      ScriptApp.deleteTrigger(trigger);
    }
  }

}