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Power Platform中心だけど、ノーコード/ローコード系を書いてます。

Power Automate の動的な値に表示される「パラメーター」??→環境変数でした

タイトルですべてですが、最近 Dataverse for Teams の環境でクラウドフローを作成していたところ、見慣れない動的コンテンツが表示されていました。

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何かよくわからない新しい機能か??と思っていたらTwitterで「きっと環境変数だ!」という情報が。早速試してみます。

環境変数の追加はソリューション内で [ +新規 ] から 行います。

環境変数として追加可能なデータ型は「10進数」、「JSON」、「テキスト」、「ブール値」、「データソース」です。

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環境変数の追加

テストなので適当なデータ型を選んで追加してみます。さらに同じソリューション内でクラウドフローを作成。

先ほどと同様に、動的な値を表示してみると・・・

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追加した変数はフロー上で利用可能

追加した環境変数が表示されました!

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設定した変数が確かに表示される

新しい環境変数の型 : データソース

アナウンスのあった新しい環境変数の型も、よく見ると追加されていますね。データソース に関する環境変数です。

現在のところ、この環境変数では SharePoint Online のサイトとリストをそれぞれ指定できるようです。

まずサイトを環境変数として作ってから、続いてリストを環境変数として追加します。

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データソース型の環境変数ではSharePointサイトとリストを指定可能

使い方は他の環境変数と同様です。この場合は SharePoint Online のサイトとリスト情報なので、クラウドフローに リストから複数項目を取得するアクションを追加し、サイトアドレス、リスト名の設定でそれぞれ環境変数を指定します。

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データソース型の環境変数の使い方

実際にフローを実行すると、正常にアイテムの取得が完了していました。

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すごく便利ですね。例えばDev用の環境で作成したソリューションをProd用の環境にインポートしたあと、フローを編集することなく利用するリストを切り替えることができます。

おわり

今回はクラウドフローで表示されるようになった「パラメーター」の正体と、新しい環境変数の型「データソース」を試してみました。

どちらもフローを変更せずに外側からパラメーターを変更できるので非常に便利に使えそうです。

ぜひお試しあれ!