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Power Platform中心だけど、ノーコード/ローコード系を書いてます。

Power Automate

Power AppsからExcelファイルを取り込んでDataverse for Teamsにデータ登録

時には業務で使いそうなものも。 Dataverse for Teams が正式リリースとなりました。もはやTeamsにくっついている環境であればSharePointのカスタムリストを選択するというのはあまりないのかなと思えるくらい便利ですね。 ただちょっと面倒なのが、データを…

ローコード開発から見たAzure API Managementの役割

すこし広いタイトルですが、今回はWeb API Advent Calendar 参加の投稿なので、ローコードとそれを支えるWeb APIという観点で書いていきます。 結論としては、 『バックエンドサービスをローコードで作るユーザー、クライアントをローコードで作るユーザー、…

LogicFlow-ja online #4 参加メモ

2020/11/28に開催された「LogicFlow-ja online #4」に参加しましたので、そのときのメモです。 発表資料は随時更新します。 登壇者一覧 タイトル 発表者 [Logic Apps]ボット開発ツールがなくても、世の中のボットは全部 Logic Apps で作れると思ってたんだ。…

フローで入れ子 (ネスト) になった 条件分岐を解消する

Logic Apps/Power Automate に限らずですが、条件分岐の入れ子を作り上げてしまうことが、ローコードだと結構あるかなと思います。ビジュアル的に作れるので、直観に従って、『ここがYesなら、つぎにこれを判定して、さらにこれを・・・』という具合です。 …

Power Automate でデバッグする際のTips

『Power Automate でデバッグするのすごい大変』というツイートを最近よく見るので、普段やることと、最近知ったことをまとめておこうかと思います。 Power Automate や Logic Apps でデバッグって確かになかなか難しいですよね。内部処理をトレースできるわ…

How to automatically re-enable flow using Power Automate

Recently, an update has been applied to Power Automate to automatically turn-off (disabled) infrequent flows. With this update, flows that have not run for 90 days (or 60 days) will be automatically turned off after 7 days' notice. However…

ページネーションのあるAPIで全件取得して1つの配列にする

以前 Power BI を使った場合に考えた、『ページネーションのあるAPIで全件取得する』という課題を Power Automate/Logic Apps でやってみました。 ページングがある一覧取得系APIをPower BI で使うときのメモ - MoreBeerMorePower Power Automateではこの手…

Teamsで送信した位置情報から付近のレストランを検索するFlow Botを作る

Teamsのモバイルアプリは位置情報 (現在地だけでなく、地図上の座標) をチャットに投稿できるのですが、これを利用して指定された地点の周辺のレストランを検索してリストを提示してくれるBotを Power Automateで作ってみました。 動作した際のキャプチャは…

Azure API Management で Project Oakdale 環境にカスタムコネクターを追加する

Microsoft Teams に Power Apps の機能が追加 (パブリックプレビュー) された際に同時にアナウンスされた Azure API Management からのカスタムコネクター作成 について、Google Books APIを例として紹介します。 該当するDocsは以下 docs.microsoft.com Azu…

DeepL APIで 英語⇔日本語の自動翻訳をおこなう

[Updated: 2021-10-26] I have built custom connector including text translation and document translation. Download available from github repo https://github.com/mofumofu-dance/PowerApps365/tree/master/Connectors/DeepL 最近人気の翻訳サービス…

自動で無効化されたフローを自動で再有効化する

[2020/11/18更新]: チームフローについて追記しました。 最近になって、「XXXっていうフローが最近使われていないから無効化するよ!」という内容のメールがよく来るようになりました。 おそらく新しい管理機能のリリースなのだと思いますが、たまにしか使わ…

メール受信をトリガーとする場合の検討事項

Power Automate に限らず iPaaS を使って何らかの自動化を行う場合、メールの受信をトリガーにするケースはよくあるかと思います。例えばメールに添付されてきたファイルをストレージに保存したり、重要度:高 で届いたら自分のToDoに登録したり。 しかし個人…

SlidePackとPower Automateを使ってデータとテンプレートからPowerPointスライドを自動生成

今回はSlidePackというPowerPoint向けのテンプレートエンジンを提供するサービスを使って、OneDriveに配置したデータ (JSON) とテンプレートになるpptxファイルから自動的にスライドを作成するフローをご紹介します。 SlidePack は 2018年に設立されたQitar…

SharePoint リストにアイテムを一括登録する ($batchの活用)

Twitterを眺めていたらPower Automateに関するツイートで「CSVをもとにしてリストを自動作成できないか」という内容がありました。 リスト作成、列追加のあたりはそれ専用のアクションが提供されていないので、SharePoint REST APIで実行する必要があります…

Power Automate で2つのテーブルを結合する

以前Qiitaでも少し書いた内容ですが、2つのリストがある場合にそのリストを結合する方法を考えます。 ここでは非常に簡単な2つのテーブル、顧客リスト と 注文リスト を結合する場合を取り上げます。注文リストの中にはそれを注文した顧客のID (CustomerID) …

Power Automate / Logic Appsで複雑なフィルター条件設定

はじめに 仕事ではSharePoint 2013をまだまだ使っているのですが、リストのビューで複雑なフィルター条件にはSharePoint Maniacsの以下の記事がとても役立っていました。 sharepointmaniacs.com 今回は、こんな感じで複数のフィルター条件を組み合わせる場合…

Power Automate で Microsoft Translatorを使って英→日変換する場合の注意事項

はじめに Power Automate + Microsoft Translator でツイートを自動翻訳 する場合、日本語から英語だとそれほど気にならないのですが、英語から日本語の場合にうまくいかないことがあります。 それが今回とりあげる「ハッシュタグ消えちゃう問題」です。 英…

特定のフォルダに入れた写真のサイズを自動でそろえてくれるフローをつくる

はじめに ブログを書くときにスクリーンショットをたくさん撮って文字入れしたり、切り抜いたりをPowerPointを使ってやっているので、しばしばこんな感じのファイルが生成されます・・・。 スライドの枚数としてはもっと多いけど、だいたいこんなファイルが…

Power Automate で配列をシャッフルする方法

はじめに Twitterで見かけたブログで、Power Automateの配列をランダムにする方法が出ていました。この方法では、Azure FunctionsをHTTPアクションで呼び出して配列のランダム化を実行しています。 montemagno.com でもFunctionsを使うまでもないような気が…

写真内の顔検出をして自動でボカシを入れるフロー 改

はじめに 以前こちらの投稿 で、Cloudmersiveの画像加工APIを使って、人物の写真から顔を検出し自動でボカシをいれるというフローをご紹介しました。 処理の全体像については松本典子さんの記事が非常に丁寧に詳しく解説されているので、そちらをご覧くださ…

Power Automate の HTTPアクションで multipart/form-data でデータを送る場合の備忘録

Cloudmersive の APIドキュメントを読んでいたら Power Automate のコネクターにはないAPIがあったので試してみようと思ったら、意外と面倒だったので備忘録。 Cloudmersiveの画像合成APIはファイルを2つformDataで送るが・・・ API Consoleでどんなデータを…

Taking whole (long) flow screenshot without extension

(今回は英語です) When taking screenshots of the entire Power Automate flow, I used to take screenshots of a portion of the flow and then use the paint app to stitch them together. This is very cumbersome and requires a lot of tweaking and …

Power Apps (CDS for Teams) が使われているチームを取得する

[2020/09/25 21:35 更新:環境取得のアクションをPower Apps for MakersからPower Platform for Adminsに変更] はじめに まだ何に使えるか思いついていないですが、Teams で使えるようになった Power Apps に関するTipsです。 Teams のチームで Power Apps /…

Teams に送信する承認依頼をカスタマイズする

はじめに Power Automateで承認ワークフローを作成するときに利用するコネクター「承認」に関する発展的な内容です。 ※Power Automate で「承認」コネクター利用については 公式のDocs をご確認ください。 承認アクションは通知を有効にすると承認者のメール…

QRコードをスキャンして結果を返すLINE botをつくる

概要 今回はLINEにQRコード入りの画像を送信するとQRコードを読み取った結果を返すフローを紹介します。 使うのがHTTPやサードパーティーのコネクターなのでLogic Appsを採用しました。 最近では新型ウィルスの流行などでオンラインでのミーティング、勉強会…

ループと条件分岐は処理対象を明確に [Tips]

Power Automate の Tipsです。 概要 Power Automateでループ (Apply to each/Do until) や条件分岐が入るときに少し厄介なのが、「処理の結果が不明瞭なこと」です。 ループ処理の場合にはいくつ目の処理かはアクションの結果でわかりますが、その時処理され…

first関数で不要なApply to eachを回避する

SharePointリストのフィルターを使って結果が1件になるように絞ったのに、次のアクションでその結果を使おうとしたら突然 "Apply to each" のループ処理が・・・ということありませんか? Apply to eachはそのループ内で変数の初期化が出来なかったり、そも…

item()とitems('Apply_to_each')の違い・使い分け

Power Automate/Logic Appsでループが発生するときによく出てくる items('Apply_to_each') について新しい発見があったのでまとめます。 動的コンテンツで挿入するときには「現在のアイテム」として挿入されるものです。関数で書くとこれが items('ループ名'…

JSONと仲良くなるために (まとめ)

第一回ではまずJSONとはそもそも何モノなのか、どんな書式なのかを紹介しました。 mofumofupower.hatenablog.com JSON も データを表す書式の一つなので、誰が見ても理解できるように、一定のルールがあります。 キーまたは識別子 と 値 の組み合わせで構成…

JSONと仲良くなるために (4)

すこしPower Automateが入ってきます (1)ではJSONのルールを、(2)ではデータ型に関する説明、(3)では与えられたJSONの構造をどう読んでいくかを解説してきました。 今回はすこし Power Automate に寄せて、与えられたJSONの、特定の値を取得するにはどうする…